住宅購入とお金の本
特集6未公開物件を購入する方法
「未公開物件」というのが不動産会社のホームページに載っていることがあります。一体この未公開物件とはどんな物件なのでしょうか?実はこの未公開物件、最近多く見かける様になって来た物件です。
未公開物件が増えた理由は?
ご存知のことと思いますが、土地を購入してそこに建物を建設して販売する売主業者から私たちエンドユーザーは住宅を購入します。もちろんこの売主業者の方は、自分達が購入した不動産をエンドユーザーに売るために、広告などの媒体を使って販売の促進を試みます。インターナネットが普及してきた頃は、このような宣伝方法がよしとされていました。そして殆どの売主業者は、手持ちの不動産物件を住宅探しのポータルネットサイトや、不動産会社のHPに掲載したのでした。つまりこのような宣伝方法により、マイホーム購入希望者は地図上などでも物件の詳しい情報を確認できるようになりました。もちろんその物件を実際に現地に見に行く事も可能になったのです。しかしその結果は意外な方向に、、、
ここでは実際に起こったトラブルを紹介しましょう。
とある物件をネット上で紹介すると、すぐにその物件のある場所には何十台もの車が押し寄せました。もちろんご近所の方のカースペースの前に車を駐車する見学者もいて、その付近の住人達が車を出せなくなり大迷惑をこうむりました。紹介された新築戸建て予定地にはまだ取り壊し予定の中古住宅があり、所有者がそこに住んでいたのに、見学のために勝手にその敷地に入り込むという人もいたそうです。こうして普段は簡素な住宅街が突然騒がしくなってしまったのでした。またその売主業者の販売方法をエンドユーザーにきちんと説明できなかった仲介業者のおかけで、保証問題も起こりました。こうして当初は全く考えてもいなかったトラブルにみまわれたのでした。
このトラブルが原因で不動産を購入し入居した方は、ご近所付き合いに支障があったそうです。この方には直接責任が無いのに残念なことです。
トラブルを防ぐために
お客様のことを考えてこその情報公開ですが、それが思わぬ方向へ向かってしまい、とんでもない結果になることが相次いだのです。では不動産を購入して入居する方がこのようなゴタゴタに巻き込まれないためにはどうすれば良いのか?この件については改善を目指し色々な試みがありました。そして今では不動産に関する情報を流す不動産仲介会社は、物件情報管理がきちんとできて、トラブルの発生を防げるといった、しっかりした業者だけに限定するようになったのです。このようなことからインターネット上などで見かける不動産が「未公開物件」が増えてきたのです。
東京や川崎市内では未公開物件が物件数の約40%もあります。公開物件が60%ですので、この地域では未公開物件が占める割合が他の地域より高いと言えます。
皆さんは広告やチラシの中に新着物件にもかかわらず角地や南向きの区画が既に「売却済み」になっている物件をご覧になったことがあるのではないでしょうか?これは未公開物件で売却され残った物件だと考えられます。当然良い条件の角地や南向きの物件は先に売れてしまっているはずです。
ではここでは未公開物件に着いて多くの情報を持つ不動産会社について取り上げてみましょう。
株式会社ホームタウンよこはまは、FP住宅相談ネットワークの中核の会社です。その代表者で、1級ファイナンシャルプランニング技能士(CFP)有資格者、同グループの代表黒須秀司氏が以下のように語っています。
「売主業者から見た時、エンドユーザーに対して納得のいく説明ができて、スムーズな取引きができる会社に未公開物件情報が集まりやすい傾向があります。もちろん取引実績が多く、販売確率が高い会社だというのも条件のひとつでしょう。どうしても取引量が少ない会社に対しては情報伝達がすくなくなるのが現実です。さてこのような会社を一般の方々が見分けるためのポイントをご紹介します。基準にするのは各店舗に在籍している営業社員の人数です。在籍数が多い程よいと考えて下さい。人数が多ければより多くの売主業者との接点を持つ機会が増えます。ですから多くの営業社員が必要になるのです。
FP住宅相談ネットワークでは、株式会社ホームタウンよこはま(横浜市内とその周辺をカバー)株式会社あんしんマイホーム(川崎市内とその周辺をカバー)株式会社東京マイホーム計画の3社合せて総勢70名で未公開物件情報の収集をしています。未公開物件のネット検索は会員限定ですが、この2つの会社のHPから無料の会員登録が可能です。マイホーム探しを成功させるために、このHPをご覧になるのもひとつの手かもしれません。