お金に関するよくある質問
今朝、新聞の折り込みチラシで、新築住宅の広告が入っていました。金額は3,500万円となっていましたが、住宅を購入する際、諸費用が必要だと聞いています。具体的に物件価格以外にかかる項目・費用を教えてください。また、自己資金としていくらくらい用意すればいいのでしょうか?
一般的には物件価格の約8%が諸費用と言われていますが、様々な選択肢があります。また、物件価格・諸費用以外にかかる費用も考慮に入れなければなりません。
住宅を購入する際、忘れてはならないのが物件価格以外の諸費用です。一般的な金融機関の住宅ローンにはこの諸費用部分も含めて貸し出すものもありますが、できれば自己資金で拠出するのが望ましいでしょう。いずれにしても何らかの形で用意しなくてはなりません。また、一般的な項目としては以下のようなものがあり、ここではご相談を頂きました3,500万円の新築戸建を購入した場合の金額を下記に示します。
1.登記費用(司法書士報酬含む) 約40万円
2.保証料(3,500万円借り入れの場合) 約75万円
3.火災保険(35年加入の場合) 約50万円
4.表示登記 約9万円
5.仲介手数料(3%+6万円の場合) 約115万円
6.水道加入金 約16万円
7.固定資産税日割り精算分 約5万円
8.その他(印紙代、ローン事務手数料等) 約10万円
以上合計320万円となります。
この中で2の保証料については銀行に支払うものですが、無しとすることもできます。しかし、その場合には保証料を支払った場合よりも金利が0.2パーセント高くなることになります。また、火災保険についても当初1年加入することにより取引は成立しますが長期で加入したほうが単年あたりの保険料はかなり割安になります。
また、取引にかかる諸費用以外にも引越しに伴う費用があります。項目としては
引越し代
カーテン、カーテンレール代
居室照明代
エアコン代
テレビアンテナ代
などが挙げられます。
選ぶものにもよりますが上記の費用で平均的には皆様大体40~60万円程度はかかっているようです。
合計しますと、物件以外の¥部分について諸経費約320万円、その他50万円の計370万円となり、出来ることであれば自己資金として 諸費用=370万円以上、ご用意頂くのがよろしいのではないでしょうか。