住まい探しのよくある質問
先日いろいろな建物のパンフレットを見ていたら、耐震工法・免震工法・制震工法といった言葉が載っていたのですが、全て同じ意味と考えて良いのですか？
それともそれぞれ違ったものなのでしょうか？
それぞれ違うものです。
それぞれ違うものです。
耐震工法とは、金物で柱・梁・基礎をつなぎ止め、筋交い、耐力面材などで家屋の剛性を高めます。言ってみれば、建物の強度を増すことで地震による建物破壊から耐えようという考え方ですので、地震による揺れを抑えようということではありません。
次に免震工法ですが、建物が建っている地盤と建物とを切り離して、地震による揺れを軽減しようという考え方に基づいた工法です。基礎部分にダンパー等の免震装置を敷くなどといった方法が採られています。一般的には工事費用が割高になる傾向があるようです。
三つめは制震工法です。こちらは、建物の内部（壁の内部等）に設置した制震装置（減衰装置）が地震エネルギーを吸収し、建物の揺れを抑えて行こうという工法です。
コストの点では、免震工法よりも制震工法の方がイニシャルコストを抑えられるといった側面があるようです。
いずれにしましても、建物の揺れを抑えたいというご希望ならば、免震工法か制震工法を採用する必要があります。