お金に関するよくある質問
「頭金0円でも」って、よく広告で見るけどなんだか心配。自己資金がゼロの住宅購入って安全なの?それとも危険なの?
借入金額が安全な範囲に収まっていれば大丈夫です。
一昔前、住宅を買うには物件価格の2割の自己資金を用意すべき、との説がありました。特に団塊の世代の方々が住宅ローンを組む時には十中八九住宅金融公庫からの借り入れでしたので2割の自己資金というのは必須条件だったのです。つまり、仮に3500万円の住宅を購入するとするなら、2割の700万円と諸経費として約8%の280万円、合計で980万円を用意しなければならないということだったのです。
これだけの金額を貯金しようとしたら一朝一夕にはいきません。頑張って節約しても平均的には5年から7年はかかるのではないでしょうか?単純に考えても、もし月々の家賃が10万円だとしたらその間の賃貸住宅支出は620万円から870万円となります。これを支払いながら且つ、目一杯の貯蓄をするのですから大変です。これを原因として当時の平均的な住宅購入年齢は40歳前後となっていたのです。
これに対し現在の状況は金融ビックバンの影響で民間金融機関の市場競争が正常に機能し、消費者にとって利用しやすい商品の開発に各社が全力を注いでいます。この結果、物件価格の100%の融資はもちろんのこと、諸経費部分の融資も非常に好条件で借り入れが出来るようになりました。こういった融資を利用することにより自己資金が不要となり、住宅購入の平均年齢が32歳前後へと大幅に低下したのです。 つまり、購入した住宅には通常、一生涯お住まいになるわけですから少しでも早く賃貸生活を切り上げ、家賃に当てるはずだった金額を住宅ローンの繰上げ返済に投入することが有効であると言えるわけです。
自己資金が少ないことでリスクが高まるのは、それによって借入金額が高額になる場合であって、借入金額自体が安全な範囲に収まっていて、且つその借入額で購入できる価格の住宅で良いものがあるならば何の問題もありません。
自己資金が貯まっていないことなど全く気にすることはありません。当社は皆様がなるべくお若い内に持ち家を所有され、個人資産運用の面で有利に生涯設計を組み立てていける様、全力で応援いたします。