マンガで分かる!住宅購入お金の失敗例10
ケース6なんでこんなに高いの?実は崖に固定資産税がかかっていた!
NEXTケース7:「地盤調査」や「改良費用」が総費用に含まれていなかったため、予算が足りなくなってしまった!
関連リンク:俺は派遣社員だし、女房はアルバイト。マイホームは諦めていたんだけど、子供も出来たしダメもとで相談。やり方次第でなんとかなるもんだね!
横浜市Y様のケース
約5年前に横浜市南区で新築住宅を購入されたY様は4人家族で生活されています。Y様の出身が横浜ということもあり、坂が多いという地域の特徴についてはほとんど気にしておらず見晴らしのいい立地の物件を希望して現在の住まいになったということです。
購入した翌年の五月に固定資産税の請求がきたということですが、その請求額にY様は驚愕したそうです。その額はなんと約25万円。新社会人の平均的な初任給よりも高いくらいの税金が請求されたのです。
戸建て住宅に住んでいる近くの友人に相談すると、
「どうしてそんな額の税金になるの?うちはそこまで高額じゃないよ!?」
と逆に驚かれてしまう始末。よく分からないままとりあえず税金だからという理由で支払いを続けていたのですが、経済的な負担が大きいのとご主人の転勤が決定したということで自宅の売却を決意、弊社に足を運んでいただきました。
住宅査定のためにY様邸の住宅資料をお預かりしたのですが、敷地面積が250㎡となっていました。
「随分敷地が広いんですね。」とお話しすると、
「え、庭なんてほとんどありませんよ?」との返事が。
「??」と不審に思ったのですが、とりあえずご自宅に訪問してみることにしました。そこでやっと固定資産税が高額になってしまう理由が判明したのです。Y様の自宅は敷地の半分以上が崖地となっており、平地として利用できない部分が多くを占めていたため固定資産税が高くなっていたのです。
【担当させていただいたFPより】
住宅を売却するときに固定資産税が高いというのは大きなマイナスポイント。「区役所の固定資産評価係にもう一度自宅を見てもらう」ということを弊社から助言させていただきました。
実際に使えない敷地については税金の軽減措置を受けられることがありますし、金額に納得できないというのなら申し立てを行うことも可能です。
Y様のケースにおいては申し立てをしたら税額が補正され、売却も無事に完了させることができました。
住宅を所有する限り固定資産税はかかってしまいます。傾斜地を含んでいるような住宅を手に入れるケースだと物件価格はそこまで高くならないものの、固定資産税が驚くほど高くなってしまうことも多々あります。今現在購入を検討されている物件に傾斜地が多く含まれているのなら固定資産税課税台帳を事前に確認することをおススメします。分からないことは弊社にご相談ください。