マンガで分かる!意外な後悔10
ケース8土地探し。想定できない落とし穴
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去年の夏、住宅展示場に行った際、とある住宅メーカーの建物にほれ込み、「どうしてもここで建てたいから、土地探し頑張ろうね!」と普段はあまり感情を表に出さない妻が珍しく熱くなり、そこから私たちの土地探しをスタートさせました。
住宅メーカーの営業マンからは、
「道路と宅地に高低差があったり、旗竿地のような形の悪い土地には建築できない場合がありますので、その点注意してくださいね」
と言われていたので、このメーカーで建築できるような土地を探すべく、毎週のように不動産会社を訪れては土地物件を案内してもらい、期間にして約3ヶ月、延べ50件程の物件を見た時、ついに「これだ!」という物件と出会いました。
現場は建売業者が造成工事をかけた非常にきれいな現場で、文句の付けようのない土地。私たちが現場にいる間だけでも10組ほどのお客さんが見学に来ていたので、
「これ、すぐ売れちゃうよね・・・」
と、心配顔の妻。ハウスメーカーの担当者にすぐにでも現場へ来てもらいたかったが、「予定がありすぐに行くのは難しい」との事だったので、私はその場で現場の写真を撮り、担当者のメールに送ると、すぐに折り返しの電話が鳴りました。
「いい土地ですね~、写真だけではすべてを把握できないですが、こんな綺麗な土地も珍しいですよ!」
想定通りの返答でした。私たちはその場ですぐに購入を決意。当日契約をして先日、無事に引渡しを迎えました。
そして数日後、その住宅メーカーに建築を依頼するべく展示場を訪れ、担当者と現場を見に行くと、
「・・・・大変申し訳ございません、この土地には恐らく我々の建物をお建てすることが出来ないかと思います・・・・」
「・・え?・・・あっ・・ほんとに?な、なんで??」
あまりにも衝撃的過ぎて詳しく覚えていませんが、南道路で日当たり良好、道路と宅地の高低差なし、しかも真四角でケチの付けようがない土地のはずですが、実は物件までの道中、一か所だけ道幅の狭い所があり、そこをクレーン車が通れない、との理由だったのです!!
「まさか・・・こんな素晴らしい土地なのに・・・!」
その後、他の住宅メーカーも一応検討し、建築することに問題はないとの回答を複数頂いていましたが、どうしても妻はあきらめがつかなかったようで、何とかクレーン車を使わずに建材を運び込めないかと交渉。その結果、何とか別途費用を払うことで建築が可能になりました。
金額は「特殊運搬費370万円」!!!ワンランク上の土地が買えたかもしれません・・・