マンガで分かる!返済困難に陥るケース6

ケース3 家族の介護のために仕事ができなくなった場合

ケース3:家族の介護のために仕事ができなくなった場合

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介護の必要性が・・・うちに限って大丈夫?

去年の夏ごろ弊社へ相談に訪れたC様。
五年前にマイホームを購入したC様でしたが、当時は奥様との収入を合算して借り入れを行っていました。4,500万円となかなかの額でしたが、手に職がある奥様と働くのが好きということもあって特に何も心配はしていなかったのです。

状況が大きく変わってしまったのはそこから3年ほど経過してからのことでした。
もともと東北出身の奥様でしたが、お父様が他界されてからというもののお母さまは実家近くのアパートで独り暮らしをしていました。こっちに来ないかと奥様が言うものの、都会に出るのは嫌だと拒否されたのです。
しかし、お母さまは高齢ということもあって次第に体調を崩しがちとなり、その都度奥様はお仕事を休んでお母さまのもとに足を運んでいました。そんなことがしばらく続いた結果、最終的にお母さまは介護が必要となる寝たきりの状態になってしまったのです。
兄弟も姉妹もいない奥様が必然的に介護をしなくてはなりませんから、会社も辞めることになりました。しかし、こうなると難しくなるのが住宅ローンの支払いですよね。
共働きだったころは大丈夫でも、収入が少なくなると身の丈に合わない買い物をしたと後悔してしまうものです。

相談を受けたFPの対応-庭付きの郊外型住宅は売却のほうが可能性がある

介護は子育てと違ってなかなか終わりを予測することができません。日本人の平均寿命から考えればある程度の予想もつきますが、C様のケースだとだいたい25年ほどの介護期間が必要になるとの計算でした。
一般的な介護における費用ですが、
○在宅介護にかかる年間の費用・・・約43万円(食費は別途)
○施設介護にかかる年間の費用・・・約120万円程度と言われています。

今回のようなケースだと在宅でも約1,000万円ほどの介護費用が必要となります。
奥様からの収入が見込めませんから現実的には住宅ローンの支払いにかかるお金を何とかカットする必要がありますよね。賃貸か売却という二つの方法が考えられますが、今回は売却の方向でアドバイスさせていただきました。庭付き物件ではあったものの利便性はそこまで高くありませんから、賃貸物件にしても空室リスクを背負ってしまう可能性があったのです。結果的に高額で売却できたので良かったです。

FPからのアドバイス

今回のC様のようなケースは誰にでも起きる可能性があります。
ご両親は健康でぴんぴんしている、という方だったとしてもいつ何が起こるか分かりません。うちに限って、と思っていると突然両親の介護が必要になることもありますし、住宅ローンの支払いができなくなるような状況に追いやられてしまうこともあります。リスクを少しでも減らすためには生命保険の加入状況などの最適化を図り、どのような事態にも柔軟に対応できるような生涯設計を立てておく必要があります。 弊社でもさまざまなケースに対応した余力のある生涯設計について相談に応じていますから、まずはお気軽にご相談ください。経験と実績豊富なFPがお客様の親身になってあらゆるご相談に対応致します。ぜひお気軽にご相談くださいね。

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