マンガで分かる!住宅ローン神ワザ10
ケース7
うちの親、昨年定年退職して、住宅ローン払いがきつかった。
ホームタウンよこはまにダメ元で相談したら、銀行に交渉して返済期間延長をしてくれた!!おかげで月々払いも減って、これなら年金でも返せる!!
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私が15歳の時に両親が家を購入しました。それまでは社宅住まいだったのですが、古い、狭い、駅に遠い、の三拍子が揃っており、思春期の私には友達すら呼べない状態でした。今考えれば「部屋をくれ~、駅の近くがいい~」と我がままに主張していたのが購入のきっかけだったと思います。
購入時の両親の年齢は45歳だったので無理はしたくなかったようなのですが、駅に近い物件は価格が高く、やむを得ず4,000万円の住宅ローンを借りて購入。定年を考慮した20年返済だと月々払いは193,000円。後で聞いたら、社宅時代の約4倍だったそうで負担は大きかったのですが、何とか定年を迎える60歳までは払っていくことはできていたようです。
ところが、定年後の再雇用が想定以下の収入となり、「とてもじゃないが月々193,000円の支払いは無理だ」となったようで、息子である私に借金の相談や二世帯住宅の提案がありました。責任も感じているので何とか助けたかったのですが、私にもすでに家庭があり、しかも1年前、住宅を購入したばかりで、いずれの要望にも添えずに困っていました。
「これはもう売却してローンを一括返済するしかない」ということで、私の自宅購入でお手伝い頂いた、ホームタウンよこはまに相談しました。ところが購入時からお世話になっている担当のFPさんは「売却は可能ですが、その後はもっと大変になりますよ。次を購入するにも住宅ローンは組めないですし、さらに定年後だと賃貸を借りることも非常に困難です」と。
「では、どうしたら?」私たちが藁にもすがる思いで尋ねると、しばらく考え込んだFPさんは「もし宜しければ金融機関に返済期間延長の申し出をしてみましょうか?」と想像もしていなかった提案をくださったのです。さらに、「ご利用になっているG銀行は当社の提携先でもありますので審査部の担当者と面談の機会を設けますのでお父様をお連れ下さい。」とのこと。
半信半疑でしたが言われるがままに銀行で面談をしたら、何と、あっさりOK!こんなこと出来るの~!?
期間を延長してもらうことができて支払額も半分以下になりました。これであれば年金で支払うことも可能です。
我々家族にとっては最適な提案でしたが、ホームタウンさんにとってはお手間をお掛けしたのに利益ゼロのお仕事でしたので申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ファイナンシャルプランナーからの神ワザ解説!
金融機関の住宅ローン契約に期間延長の取り決めはないため、皆様はあまりご存知ではないのですが、本当に支払いが困難なのであれば個別に相談に応じてくれることはあります。というのも、金融機関は債務者が万が一支払困難になった場合に備えて物件自体に抵当権等の担保を付けており、競売等でその住宅を売却して残債分を回収するのですが、売却価格が低すぎて全額回収できないリスクもあります。それであれば利息による利益増というメリットもあるわけですし、期間を延長してでも支払を続けてくれることを優先する場合があります。但し、全てのケースで対応してくれるというものでもありませんので、しっかりと面談を行い、返済計画に問題がないことを確認出来れば今回のように良い回答を得られることもあるのです。
今回のケースでは私の方で作成した期間延長後の返済計画レポートが銀行内での稟議において効果を発揮できたようでした。
私ども「FP住宅相談ネットワーク」ではご購入頂いたお客様に向けて「生涯無料FP相談サービス」を展開させて頂いております。「住まいのお金」について何かお困りのことがあれば、どうぞお気兼ねなく、まずはご相談ください。