マンガで分かる!住宅ローン神ワザ10
ケース2
私には糖尿病という持病があって保険に加入できないから、という理由で3つの銀行に住宅ローンを断られていたんです。
ところが突然の融資承認!こんな手があったのか!!
NEXTケース3:購入時、私の収入だけでは足りずに年金収入の父と親子ローン。4年後父が他界。私だけじゃ払えない~!と思ったら、なんとその後の支払いが全額免除された!?
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私は今年厄年を迎えた40代。会社の社宅に住んでいる。住み始めてかれこれもう14年にもなる。同じ社宅に住んでいた同年代の同僚は皆マイホームを購入し、この社宅から去って行った。今や最年長の住人だ。マイホームが欲しくないから社宅住まいなのではない。家賃が安いから居る訳でもない。私だって2人のかわいい子供達に子供部屋を与えてあげたいし、素敵なキッチンで妻が微笑んでいる姿を見たいのだ。しかし、そんな夢はとっくの昔に私の心の中に封印していた。ホームタウンよこはまに出会うまでは。
8年前のことである。子供も生まれ、年齢的にそろそろと一念発起し、私は社宅を出て住宅を購入することを決意した。しかしその後、気に入った物件を紹介してくれた不動産会社から勧められた銀行3行に住宅ローンを申し込んだものの、全て否決。私の持病が原因で団体信用生命保険(団信)に加入できないというのがその理由だった。それからの私と言えば、住宅購入の夢はスッパリと諦め、家庭内でもマイホームの話はタブーとなっていった。
そんなことがあってから8年という長い月日が経ったある日、娘の大の仲良しの友達がこの社宅から引っ越して行った。泣きじゃくる娘。その姿を見て、私はもう一度住宅購入を考えるようになった。何とかならないものかとネットで探し当てたホームタウンよこはま。その横浜相談センターという「ホームタウンよこはま」に転がり込むように相談に行ったところ、担当してくれたファイナンシャルプランナーに以前審査を入れた銀行を聞かれただけで、後は勧められた2つの銀行に半信半疑のまま審査を申し込んだ。結果、その内1行で団信が通過し、なんとローン審査の承認がもらえたのだ!その後、気に入った物件もすぐに見つかり、トントン拍子で話が進み、長年の夢だったマイホームを購入。毎日広いリビングではしゃぐ下の息子や、自分の部屋が持てて友達に自慢する娘の姿、カウンターキッチンの向こうで楽しそうに料理を作ってくれている妻の姿を見るにつけ、一家の大黒柱としてマイホームを持てた喜びが溢れてくる。ホームタウンよこはまよ、ありがとう!
でも、私の病気が治った訳じゃないのに、いったい、どうして??
ファイナンシャルプランナーからの神ワザ解説
A様は一部上場企業にお勤めの正社員でいらっしゃいました。住宅ローンを組まれる上で一見何の障害もないように思われたのですが、糖尿病という持病をお持ちで団信が通らないとのこと。過去に3つの銀行に立て続けに断られたために半ば住宅購入を諦めていらっしゃるご様子でした。
そこで、過去に審査をされた3行が一体どこの銀行だったのかを思い出して頂きました。A様からは、都市銀行M、Tそして地方銀行Yの3銀行だったとの回答。実は3行全て否決の理由はA様の病気だけが原因ではなかったのです。何故ならば、団信の審査は銀行がするのではなく、生命保険会社が審査をするのです。加えて、この3銀行の団信の引き受け保険会社は全て同じ保険会社だったのです。これでは、A様は3行にそれぞれ審査を依頼したと思っていても、実際は同じ保険会社に同じ方の案件が3つのルートから別々に入ってくるだけのことですから、結果として同じ回答だったということも頷けます。今回のご相談で別の引き受け保険会社を採用している銀行2行をお勧めし、その内の1行で無事承認を頂きました。病気の内容によっては、全ての保険会社で同じ結果となる訳でもないのです。
ご入居後お邪魔したときの、あのお嬢様の笑顔が私も忘れられません。これからも皆様で幸せにお過ごしください。